買取の前に車のチェック
車を高く売るための基本は、できるだけ自分の痕跡を残さないことです。これは中古車を購入する側の立場で考えるとわかるはずです。車内に他人の髪の毛が落ちていたりするのは、神経質な人でなくとも気になります。
見た目だけでなく、鼻も使ってしっかり車内を調べておきましょう。
とは言っても、見かけも重要です!外装面にこだわりを持って洗車もワックスもコーティング剤までかけちゃう人が使用していた車を見つけた日にはバンザイです♪きっとエンジンルームまでキレイに使ってますよ♪
キズは磨いて落とす
洗車をすると、細かいキズも良く分かるものだ。綺麗な車ほど小さいキズやへこみが目立つ。
小さなキズなどは、爪で軽くかいてみて、爪がひっかからない程度の細かいキズの場合は、コンパウンドで磨くときれいに消すことができる。
逆に、板金修理でわざわざ直すようなキズは、かえって修理代のほうが高くつく場合もある。
また、修理するには時間がかかってしまい、その間に相場が下がってしまうこともあるので、へこみや大きな傷は修理せずに、そのままにして持ち込んだほうが良いだろう。
エアコンやAV機器などは使用できるか
ドライブの道案内や、渋滞情報などといった最近のカーナビゲーションは、機能が豊富で人気が高いアイテムである。その他にも、CDやMDプレーヤーが人気のAV機器です。
そんな人気のあるアイテムは、中古車買取でプラス査定になるので、査定の前に一度チェックしておくと良いだろう。
はずしてしまったノーマルパーツ
査定の際に、純正品は間違いなく良い評価をされる。ノーマルパーツは、外したらとっておいて(まさか捨てることはないはず…)、いっしょに持っていくと良いだろう。
中古車買取ではノーマルパーツがないと、減額になってしまうパーツもある。冬用のスタッドレスタイヤなどが別にある場合も、忘れずに査定に持っていこう。
車検の残り
車検切れ直前の場合だと、査定金額はあまり出ない場合が多いのだが、自分で車検を通してからの売却の場合でもトータルで損をする場合がほとんどだ。
余裕を持って、車検が切れる2ヶ月位前までに売却したほうが得だ。無料で代車を貸してくれるところであれば、早めに売却してある程度の期間であれば代車を借りておく手もある。
車のニオイをとる
人間の臭覚は、同じ臭いに慣れやすい特徴がある。他人から嫌われる臭いでも自分は気にならず、車にも独特の臭いが染み付いていることがある。消臭剤などを使い、できるだけ臭いをとっておこう。
強い香りのする消臭剤は逆効果になることがある。臭いを付けるのではなく、あくまでも臭いをとる方向の製品がお勧め。
特に嫌われるのがタバコ臭だ。タバコの臭いはガンコで簡単にとることができずに苦労するが、近年、有効な消臭剤も出てきているようだ。ただし、車を手放す数カ月前から、車内では禁煙をするなどの工夫も必要だろう。また、ペットの臭いにもきちんと対応しておこう。
事故歴がある場合は申告する
電柱にぶつけてバンパーを交換した、バックした時にリアをぶつけ修理に10万円もかかった等々、車に事故はつきものである。しかし、車を手放す場合、どの程度までの事故歴なら言うべきか悩む人も少なくないようだ。
結論から言えば、車体の骨格部分を損傷して修正または交換した場合(修復歴車)、また、ボンネットやドア、リアゲート(トランク)などを交換するほど大きなダメージを負ったときには、正直に申告するべきだ。
最初は見破られなくても、その後、何人ものプロに評価される。特に現在はオートオークションに回されることが多く、そこで程度を厳しく判断される。必ず事故歴はわかってしまうと思った方が間違い無い。その場合、店との契約内容にもよるが、返金はもちろん、悪くすると損害賠償請求の問題が起こることもあるだろう。
また、中古車で購入した車を売却するようなときは、前オーナーの事故歴はわからないため、店側に「事故歴や冠水が後日わかっても契約解除はしない」旨の一筆を入れてもらった方がいいだろう。